解決事例

道路交通法違反(飲酒運転)
道路交通法違反(飲酒運転)無罪

飲酒運転無罪の弁護事例 | 血中アルコール濃度上昇期を争い飲酒運転無罪判決

飲酒運転無罪に向けたサポートを必要としていたタクシー運転手の依頼者は、飲酒取締り後に免許取消の危機に直面し、急ぎ飲酒運転専門弁護士を訪ねてくださいました。

1. 飲酒運転無罪を望んだタクシー運転手の依頼者

依頼者は朝食の席でお酒を飲んだ後、車を運転して移動している途中に飲酒取締りで摘発されました。

当時の呼気測定の結果は血中アルコール濃度0.034%でした。

道路交通法上の飲酒運転の処罰基準値である0.03%をわずかに超える数値でしたが、依頼者にとっては軽く見過ごすことのできない状況でした。

依頼者は 以前に飲酒運転で免許が取り消されたことがあり、今回も免許が取り消されるおそれがあるという心配が大きくありました。

さらに依頼者はタクシー運転手として働いていたため、免許取消はそのまま生計への直接的な打撃につながりかねませんでした。

「免許が取り消されると仕事ができなくなるので、とても心配です。」

そこで依頼者は飲酒運転無罪の可能性を確認しようと、法務法人大倫の飲酒運転弁護士を訪ねてくださいました。

飲酒運転無罪 運転時点 測定時点 飲酒取締り記録 酒気帯び情況報告書 血中アルコール濃度証明

2. 飲酒運転無罪の主張に向けた飲酒運転弁護士のサポート

飲酒運転無罪を得るため、飲酒運転弁護士は相談の直後に取締りの経緯と飲酒時点、運転時点、測定時点を順に確認しました。

測定数値が処罰基準値を超えていたとしても、実際に運転していた時点の数値が基準値以上であったかは改めて確認する必要がありました。

そこで大倫の飲酒運転弁護士は記録を検討したうえで、血中アルコール濃度上昇期の可能性を中心に無罪の主張を準備しました。

飲酒運転弁護士のサポート | ① わずかな測定数値の検討

大倫の飲酒運転弁護士は、依頼者の血中アルコール濃度が処罰基準値をわずか0.004%超過したにすぎない点に注目しました。

そこで飲酒運転弁護士は血中アルコール濃度上昇期の可能性を検討し、測定当時の数値と実際の運転当時の数値が異なりうるという点を主張するため、関連する事実関係を綿密に整理しました。

また、飲酒の時間、運転時点、測定時点などを総合的に検討し、運転当時の血中アルコール濃度が処罰基準値以上であったと断定するのは難しいという点を強調しました。

飲酒運転弁護士はこれをもとに、公訴事実が十分に立証されていないという趣旨の無罪の主張を展開しました。

飲酒運転弁護士のサポート | ② 血中アルコール濃度上昇期の争点整理

飲酒運転弁護士は取締り記録と決済内訳をもとに、最終の飲酒時点を綿密に確認しました。

その結果、依頼者は最後の飲酒から約70分が経過した時点で呼気測定を受けたことが確認されました。

そこで飲酒運転弁護士は、当時の血中アルコール濃度がまだ上昇している過程にあった可能性に注目しました。

血中アルコール濃度上昇期には運転当時の数値を正確に算定することが難しいため、測定数値のみで運転当時の血中アルコール濃度が処罰基準値以上であったと断定することはできないという点を強調しました。

これをもとに、実際の運転当時の血中アルコール濃度は処罰基準値である0.03%に達していなかった可能性があるという点を積極的に主張しました。

飲酒運転無罪 飲酒測定数値 血中アルコール濃度 上昇期主張 取締り手続確認 無罪判決

飲酒運転弁護士のサポート | ③ 酒気帯び情況資料の限界の指摘

飲酒運転弁護士は、酒気帯び運転者情況報告書に記載された内容も細かく確認しました。

この報告書には、取締り当時の依頼者の話し方、歩き方、顔色などが記載されていました。

ところが報告書には、依頼者の言動状態が「良好」であると記載されていました。

言葉をきちんと話せなかった、事故を起こした、危険な運転をしたといった内容もありませんでした。

飲酒運転弁護士は上記の内容を根拠に、依頼者が運転していた時に血中アルコール濃度が0.03%以上であったと直ちに見ることはできないと主張しました。

3. 飲酒運転無罪判決で不利益を避けた依頼者

飲酒運転無罪 血中アルコール濃度 ウィドマーク 呼気測定手続 血液採取要請 公訴事実立証


飲酒運転無罪を目標に事件へ対応した結果、依頼者は 飲酒運転の容疑で仕事を続けることが難しくなりかねなかった危機を脱し、無罪判決を受けることができました。

裁判所は呼気測定の数値のみで運転当時の飲酒状態を直ちに判断することはしませんでした。

大倫の飲酒運転弁護士が主張した最終の飲酒時点、測定時点、取締り当時の状態を併せて検討し、以下の事情を重要視しました。

  • 測定数値が処罰基準値をごくわずかに超えた点

  • 最終の飲酒後、測定当時まで血中アルコール濃度が上昇している途中であった可能性がある点

  • 運転当時の数値が0.03%未満であった可能性が残っている点

  • 酒気帯び情況資料のみで飲酒状態を断定することが難しい点

  • 公訴事実が十分に証明されていない点

飲酒運転の処罰基準と刑事処罰の程度

飲酒運転は血中アルコール濃度の数値に応じて処罰の程度が変わります。

道路交通法第148条の2第3項は、血中アルコール濃度の区間別処罰基準を以下のとおり定めています。

飲酒運転初犯の処罰基準

血中アルコール濃度

刑事処罰基準

0.2%以上

2年以上5年以下の懲役または1,000万ウォン以上2,000万ウォン以下の罰金

0.08%以上0.2%未満

1年以上2年以下の懲役または500万ウォン以上1,000万ウォン以下の罰金

0.03%以上0.08%未満

1年以下の懲役または500万ウォン以下の罰金


飲酒運転の前歴がある場合には、処罰がより重くなることがあります。

道路交通法第148条の2第1項は、飲酒運転などで罰金以上の刑が確定してから10年以内に再び違反した場合、次のような加重処罰基準を設けています。

飲酒運転再犯の処罰基準

血中アルコール濃度

10年以内の再犯処罰基準

0.2%以上

2年以上6年以下の懲役または1,000万ウォン以上3,000万ウォン以下の罰金

0.03%以上0.2%未満

1年以上5年以下の懲役または500万ウォン以上2,000万ウォン以下の罰金


飲酒運転事件は、測定数値がどの区間に該当するかによって刑事処罰の範囲が定まります。

ただし、今回の事件のように数値が処罰基準値に近い場合には、測定時点と実際の運転時点の差も併せて確認する必要があります。

飲酒運転の免許停止・取消基準

飲酒運転には、刑事処罰とは別に運転免許の行政処分も伴います。

血中アルコール濃度が0.03%以上0.08%未満であれば免許停止の対象となり、0.08%以上であれば免許取消の対象となります。

飲酒運転の免許行政処分基準

基準

行政処分

血中アルコール濃度0.03%以上0.08%未満

免許停止

血中アルコール濃度0.08%以上

免許取消

血中アルコール濃度0.03%以上の状態で人身被害事故が発生

飲酒測定への不応後、再び飲酒運転をした場合など


今回の事件のように運転が生計と結びついている場合には、免許停止や免許取消が生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

したがって、飲酒運転事件では刑事処罰とともに免許の行政処分の可能性も初期に確認する必要があります。

飲酒運転のウィドマーク公式と上昇期の判断

飲酒運転事件では、ウィドマーク公式は運転当時の血中アルコール濃度を推定する際に活用されます。

呼気測定は実際の運転が終わった後に行われる場合が多いため、測定数値がそのまま運転当時の数値であると断定されるわけではありません。


ウィドマーク公式は、飲酒量、体重、性別、飲酒後の経過時間、アルコール分解速度などをもとに血中アルコール濃度を計算する方式です。


ウィドマーク公式:C = A ÷ (P × R) - βt

区分

意味

C

推定血中アルコール濃度

A

摂取したアルコール量

P

体重

R

性別・身体条件に応じた分布係数

β

1時間当たりのアルコール減少率

t

飲酒後の経過時間


飲酒後、一定の時間は血中アルコール濃度が上昇することがあります。

この時期を血中アルコール濃度上昇期といい、測定当時の数値が0.03%を超えていたとしても、運転していた瞬間には処罰基準値に達していなかった可能性が争われることがあります。

4. 飲酒運転無罪を争いたい場合は?

飲酒運転無罪を争うには、お酒を飲んだ時間と運転した時間、測定した時間をまず確認する必要があります。

数値が基準値に近い事件であれば、測定時間と運転時間を比較する必要があり、取締りの過程で再測定や血液採取の告知が適切に行われたかも確認する必要があります。

無罪対応チェックリスト

チェック項目

確認する内容

確認

最終飲酒時刻

お酒を最後に飲んだ時間がいつか

□

運転時点

実際に運転を開始し終了した時間がいつか

□

測定時点

呼気測定が何時に行われたか

□

測定数値

血中アルコール濃度の数値が処罰基準値とどれほど差があるか

□

上昇期かどうか

測定当時に血中アルコール濃度が上昇している途中であった可能性があるか

□

取締り手続

再測定の要請、血液採取の告知、署名の過程に争える部分があるか

□

情況資料

言動状態、歩行状態、血色、事故の有無がどのように記載されたか

□

客観的資料

領収書、カード決済内訳、CCTV、ナビゲーション記録があるか

□

免許の不利益

免許停止・免許取消が生計に及ぼす影響があるか

□


無罪を争うには、まず上記の項目を整理する必要があります。

お酒を飲んだ時間、運転した時間、測定した時間がどのようにつながっていたかによって、血中アルコール濃度の上昇期かどうかを確認できるためです。

取締りの過程で再測定の要請や血液採取の告知が適切に行われたか、酒気帯び情況資料に誇張された部分や争える部分があるかも併せて確認する必要があります。

また、運転が生計と結びついている場合には、刑事処罰の可能性とともに免許停止・免許取消のリスクも早めに確認する必要があります。

大韓民国9位のローファーム大倫(25年国税庁付加価値税申告基準)の飲酒運転弁護士は、測定数値、飲酒時点、運転時点、取締り記録をもとに、事件で争える部分を検討しています。

必要な場合には、証拠調査センター、デジタルフォレンジックセンターと協業し、CCTV、移動経路、供述資料など事件の資料を分析します。

飲酒運転の容疑で取調べを控えている場合や、飲酒運転無罪の可能性を確認したい場合には、🔗法律相談予約を通じて、現在の状況で準備すべき資料と対応の方向を確認してみてください。

飲酒運転相談時によくある質問

Q. 飲酒運転無罪は血中アルコール濃度の数値が低ければ可能ですか?

A. 飲酒運転無罪は数値が低いという理由だけで認められるわけではありませんが、処罰基準値に近い数値であれば、運転当時の血中アルコール濃度が基準値以上であったかを争うことができます。お酒を飲んだ時間、運転した時間、測定した時間がどのようにつながっていたかを確認する必要があり、血中アルコール濃度上昇期の可能性があれば、無罪主張の中心的な争点となりえます。



Q. 飲酒運転無罪を争うにはどのような資料が必要ですか?

A. 無罪を争うには、最終飲酒時刻、運転時刻、呼気測定時刻を確認できる資料が必要です。領収書、カード決済内訳、飲酒運転取締り結果通報、酒気帯び運転者情況報告書、CCTV、ナビゲーション記録などが活用でき、運転当時の数値と測定当時の数値が同じであったかを確認するのに役立ちます。

本コンテンツは法務法人(有限)大倫の実際の業務事例をもとに一部脚色して作成されたものであり、著作権は当社に帰属します。
無断転載・複製・配布などの著作権侵害行為に対しては、関連法令に基づく措置が取られる場合があります。

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