CONTENTS
- 1. 医療経営契約に関して支援を求めた依頼者

- - MSOとは?
- 2. 医療経営契約、不当な解除通知と損害賠償請求への防御

- - 報酬滞納の主張に対する反論
- - 無断ドメイン使用の主張に対する反論
- - 会計資料の未提供の主張に対する反論
- 3. 医療経営契約紛争への対応の結果、円満な契約終了に成功

1. 医療経営契約に関して支援を求めた依頼者

医療経営契約に関して支援を求められた依頼者の事例です。
医療機関を運営している依頼者は、非医療業務の負担を減らし効率的な経営を行うため、医療経営専門業者(以下MSO)と契約を締結しました。
当該業者は、ホームページの制作・運営、会計補助、マーケティング代行、一部の請求業務支援などのサービスを提供し、契約に基づいて病院収益の一定割合を手数料として受け取ってきました。
しかし、契約履行の過程で報酬の支払時期、ホームページのドメイン運営権、会計資料の閲覧範囲などをめぐって意見の相違が大きくなり、最終的に双方は内容証明をやり取りする状況に至りました。
そこで依頼者は、医療法・個人情報保護法に精通した弁護士、医療機関の法律顧問経験が豊富な弁護士、医療紛争調停仲裁院での経歴を持つ弁護士が在籍する法務法人大倫に支援を求めました。
MSOとは?
病院経営支援会社(MSO, Management Service Organization)とは、医療従事者が病院を開設・運営する際に、診療以外の様々な経営業務を代わりに遂行する会社をいいます。
医師と医療スタッフは患者の診療に集中し、MSOは病院の人事・労務・会計・マーケティング・施設管理など非医療的な部分を担当する仕組みです。
近年では、効率的な病院運営や税務・節税を目的にMSOを導入する医療機関が増えています。
MSOは、医療行為を除く病院のほぼ全ての経営支援サービスを提供します。代表的な例は次のとおりです。
-人事・労務管理
従業員の採用、労働契約の管理、勤怠管理など
-税務・会計業務
病院の会計処理、税金の申告、財務分析
-マーケティング及び広報
広告の企画、広報物の制作、オンラインマーケティングの運営
-施設管理
病院の建物、設備、賃貸契約の管理
-医療機器・消耗品管理
設備の購入・賃貸、消耗品の購入代行
2. 医療経営契約、不当な解除通知と損害賠償請求への防御

医療経営契約に関連して、依頼者はMSO業者から次のような理由で契約解除の通知を受け、1億ウォンの損害賠償請求を受けました。
法務法人大倫は、MSO業者の主張を反論できる証拠と法理を基に、防御の論理を構築しました。
▶契約上の業務報酬を期限内に支払わなかった
▶同意なく独自のドメインを使用した
▶会計帳簿及び税務関連システムへのアクセス情報を提供しなかった
報酬滞納の主張に対する反論
依頼者は当該報酬について、先に請求を求めたにもかかわらず業者側が請求書の送付を遅延させ、請求書を受領するとすぐに支払いました。
これは意図的な滞納ではなく、MSO業者側の請求書送付の遅延による結果でした。
担当弁護士は、依頼者に帰責事由がないことを立証するため、関連するショートメッセージや入出金の取引履歴などを証拠として提出しました。
無断ドメイン使用の主張に対する反論
MSO業者は、依頼者の病院が無断でドメインを使用したとして、契約義務違反による契約解除と損害賠償を主張しています。
担当弁護士は、当該ドメインの使用はMSO業者が技術人材の不足と制作の遅延を理由に病院側へ独自の運営を勧めた結果である点を強調しました。
依頼者はMSO業者側の要請に応じて、自らの費用でホームページを制作・運営してきました。
担当弁護士は、依頼者とMSO業者がやり取りしたショートメッセージやメールの内容を証拠として提出しました。
会計資料の未提供の主張に対する反論
契約書上、会計資料の閲覧は「税務処理の目的の範囲内」でのみ可能と規定されています。
無制限の閲覧やID・パスワードの提供要求は契約の範囲を超えるものであり、これは医療法と個人情報保護法に違反するおそれがあります。
担当弁護士は、上記の点を強調するとともに、依頼者が当該業者の紹介した税務法人のサービス品質の問題により既に委託を終了していたため、会計資料を提供する目的自体が成立しないという点を強調しました。
3. 医療経営契約紛争への対応の結果、円満な契約終了に成功
医療経営契約紛争への対応の結果、業者はそれ以上の解除の主張や損害賠償請求を続けることはなく、依頼者は不利な条件なく契約を終了することができました。
その後、依頼者は独自の会計・広報体制を構築し、安定的に病院を運営できるようになりました。
医療経営契約は、病院の法的安定性と経営の主導権に直結します。
法務法人大倫は、契約書の検討、条項の修正、医療法違反の余地の遮断、内容証明への対応、不当な要求を拒否する理由の構成など、全過程にわたって法律的な支援を提供しています。
医療法と契約書の検討に精通した弁護士、薬剤師・韓医師の資格を持つ弁護士、医療機関の法律顧問経験が豊富な弁護士が在籍する法務法人大倫まで、いつでもご相談ください。
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